講師プロフィールと、メッセージです。
飯生優子(いいのゆうこ)
千葉県出身。
4歳よりピアノを始める。
17歳より声楽を始める。
千葉県立薬園台高校普通科卒業。
日本大学芸術学部音楽学科音楽教育コース卒業。卒業時、芸術学部長賞授賞。
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程音楽芸術専攻修了。芸術学修士号取得。
学生時代は塾講師のアルバイトをしながら、児童・青年心理や指導法、教育心理学などを実践の中で確立していく。たくさんの生徒たちに出会う中で、哲学に興味を持ち『幸福』や『生と死』『生き抜く力』『賢さ』『経済力』『繊細さと鈍感さ』など、また、家庭内を始めとした、子どもを取り巻く環境と生育についての相関関係などを、常に考察し続けている。最終的に、全ての子どもは罪をもたず、速度は違えど、等しく成長し続ける、また、成長は命が絶える時まで続く、ということを芯に置き、長い目で見た指導を現在に至って行っている。
大学院修了後、東京都区立小学校音楽専科として採用される。数年間勤務後、退職、声楽を志す。
東京二期会オペラ研修所修了。東京二期会ニューウェーヴ公演「子どもと魔法」(ラヴェル作曲)夜鳴き鶯役でデビュー(@新国立劇場中劇場)。二期会本公演(@東京文化会館)にも合唱として多数出演。 NHK交響楽団定期公演合唱出演。その他、小学校公演や企画コンサート、ブライダルシンガーとしても活動。現在においても、国内でピアノ、声楽ともに、師のもとに定期的に通い、演奏家と指導者の両面から研鑽を積み続けるほか、チェコ共和国プラハにて定期的に声楽レッスンを受けている。国内でも、ヨーロッパ各国の来日歌手や来日指揮者などから指導を受けている。二期会会員。
近年の出演作品:オペラ『助けて!助けて!宇宙人がやってきた!』アナウンサー&宇宙人役、オペレッタ『伯爵令嬢マリッツァ』チェッコ役。
自宅での音楽指導のほか、声楽や合唱の伴奏ピアニスト、演奏会の司会、アナウンスなど、自身の教職経験や、音楽経験を活かした活動を幅広く行っている。
<主な所属学会>
日本臨床教育学会
日本教育心理学会
教育文化学会
日本ピアノ教育連盟
教育資格…中・高音楽科教員専修免許,
心理資格…メンタル心理カウンセラー、上級カウンセラー、チャイルドカウンセラー、家族相談カウンセラー
専門領域…音楽教育学、ピアノ、声楽、楽曲分析、伴奏法、教育学、心理学、音楽療法など。
特技…英会話(中上級)、イタリア語(基礎的な日常会話)、チェコ語(目下勉強中)
趣味…チェコ語学習、芸術鑑賞全般、国際コミュニケーション、クラシックバレエ、体幹トレーニング
演奏経験のある楽器…ピアノ、トロンボーン、フルート、ウクレレ、ベース、パーカッション(コンガ・ティンバレスなど)、ドラムセット等
その他事業……教育心理相談室運営(音楽教室外で経営しております。ご入用の際はご相談ください。)
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私は、小さい頃から歌うことや音楽に合わせて踊ることが大好きでした。
親の仕事などの都合で、子どもだけで過ごす時間も多く(当時は学童などもありませんでした)、親がいない間も寂しくないようにと習い始めたのがピアノでした。
家では電子ピアノで練習していましたが、当時の先生のところで弾くピアノの音色が大好きで、毎回のレッスンをとても楽しみにしていました。小学校高学年になって、あまりにも熱心に練習していたので、ようやく買ってもらったアップライトピアノが、今も大切に弾き続けているピアノです。(レッスンでも使用します☆)
音楽は、どんな人の心にも寄り添ってくれます。演奏する側も、聴く側も、いつでも音楽は慰めてくれたり、励ましてくれたり、背中を押してくれます。疲れているときは、静かに包み込んでくれます。
しかし、こんな私でも、教職に就いて数年が経った頃、仕事での強いストレスの影響で、演奏が出来なくなってしまった時期がありました。
休養しながら「このまま一生、大好きだった音楽が出来なくなってしまったら。。。」と、当時の不安と恐怖は何とも辛いものでした。
ずっと目指して就いた教職でしたが、私は、音楽を続ける道を選びました。
新しく、声楽・オペラの道も切り拓きました。
大人になってから新しいことに挑戦するのは、とても勇気がいることで、またまた大変な思いをしましたが、音楽を通じて広がった新たな出会いや経験は、日々の生活に沢山刺激をもたらしてくれました。
これまでの経験で、音楽は、周りとの競争ではなく、私自身とじっと向き合わせてくれるもの、と感じています。
また、人間はいくつになっても、少しずつ少しずつ、成長していくものなのだと確信しています。これも、音楽が気付かせてくれたことでした。
ヨーロッパで出会った先生方は、厳しくも常に平等で、アジア人である私にも、決して妥協せずに、熱心にご指導くださいました。
留学先で見たオペラは、ジーパンとTシャツで気軽に聴きに来る少年などもおり、チケット代も日本の3分の1程度!路上ミュージシャンもそこここにおり、皆ハイレベル!!また、取り囲む街の人々も、温かい拍手で応援していました。日本の減点方式の批判的な聴き方は、本場ヨーロッパに比べると、決して王道とは言えません。温かい心で聴き、演奏家はまたそれに応えるように情感が深まっていく。。。
以来、私の音楽の信念は、『気取らない』『完璧を求めない』『音を楽しんでこそ音楽』『すべてのジャンルの音楽は世界共通言語である』です。もはや、日本的指導者ではありません。
もちろん、プロの演奏家を目指す、となると、どうしても楽しいだけでは終わらず、色んな条件が求められてしまいますが、それはあくまでもプロになる覚悟のある人が持つべきものであり、指導者やプロ志願者が揺るがなければいいだけの話、つまり、老若男女問わず、音楽を楽しむことに、早い遅いはありません!
私も、このレッスン室で、少しでも「音楽って楽しいなぁ」と感じてもらえるよう、力になりたいと思います。練習で苦労することは誰でもあるかと思います(涙)それでも、その先の喜びや楽しみが見られるまで、一緒に頑張ってみましょう(*^^*)
小さな勇気の積み重ねが、達成感への近道です☆